すぐに、退職・転職を考えてしまう「あなた」のためのカウンセリング!

心理カウンセリング/トラウマ治療(神奈川県横浜市)

IAP横浜相談室

【主な実施場所】(関内駅周辺の施設に変更になる場合があります)
〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2丁目4-7 澤田聖徳ビル 

予約制
関内駅・伊勢佐木長者町駅より徒歩3分
現在、導入部分だけですがよろしければご一読ください。

生きづらさ回復カウンセリング3つの要素

「生きづらさ回復カウンセリング」3つの要素

~共感・エクスポージャー・マインドフルネス~

 

 

 トラウマなどの影響により人は生きづらさを抱える。彼らのための回復カウンセリングの中で大切な要素を共感・エクスポージャー(暴露)・マインドフルネスと考えその妥当性を考察する。

・本論のなかでの定義

共感とは、ロジャーズの来談者中心療法における共感と理解してかまわないと思うが、来談者中心療法をみにつける研修では、傾聴技法にしたがって共感するという内容が多いように見受けられる。しかし、結果として共感が起きればよいのでそのためのスキルは傾聴に限らずどのような方法でも良いと考える。

エクスポージャー(暴露)とは行動療法におけるエクスポージャーと同意である。エクスポージャーの方法は様々な方法が提示されているが、これも結果としてエクスポージャーされれば良いのであって、必ずしも行動療法や既存のスキルの手続きが必要だとは思われない。

マインドフルネスは仏教の瞑想のなかで起きているものと筆者は考えるが、瞑想によってのみ起きるとは考えていなく。「今、ここを生きる」最たるものがマインドフルネスであると考える。

・3つの要素の必要性

 この3つの要素の必要性を感じたのは、筆者が子供の頃から受けてきた家庭内のトラウマから回復するため(同時に、トラウマを受けてしまう状況から抜け出すため)に心理カウンセリングを始め筆者なりに取り組んだ回復活動から、3つの要素が生きづらさからの回復に必要であると実感したからである。回復活動のなかで筆者はソーシャルワーカーを職業として選んだが、ソーシャルワークのなかでも専門的なこころのケアが行われなければならないと考え、カウンセリング・心理療法を学ぶようになった。また、精神医療、カウンセリングのクライエントとして、自分が必要なものが何なのかネット上で調べ、様々な講演会を聴き、ワークショップに参加した。その結果として完全ではないにしても、主な精神症状であった「うつ」と「不安」がなくなり、今まで意見表明することが困難だった人や会議の中で、自分の思っていること、考えていること、場合によっては他の人の意見に対する反対意見を表現で出来るようになった。

 この筆者自身の変化を振り返り何があったから、変化できたのか、また今後さらに自由に楽しく生きるためには何が必要なのか思いを巡らした結果3つの要素が自分には必要であったし、今後も必要ではないかと思いついた。

 まず、家庭で起こっていたこともあり、人になかなか話せないという現実があった。話ができても、理解されなかったり、受け入れてもらえないという経験も多々あったりした。人によっては、自分の想いを分かってくれたと思えたこともあったが、繰り返し同じ話を聴ける友人知人は多くなかった。どんな話をしても安全で自分の事を本当に分かってもらえたという経験は一度や二度だけでは十分ではなく継続して必要であった。この「自分の事を本当に分かってもらえた」という感覚が共感してもらえたということだったと思っている。

 次に、人から嫌われる、人から攻撃されるということに死と同等の恐怖をもってしまっていた。そのため、様々な場面を回避するようになっていた。自己主張・会議での発言が必要な場所を極端に恐れていた。そのことを考えるだけでまだ何も起きていないのに不安が高まり、時には自律神経症状(動悸・息切れ・胸が苦しくなる)が出たり、頭が締め付けられるような感覚になったりと、いとも簡単に「死にたい」という希死念慮が生まれうつ状態になってしまっていた。その状況を打開するために回避するのではなく、向き合い、立ち向かうことが必要であった。これがエクスポージャーであると思う。

 3つ目のマインドフルネスだが、回避をすることが少なくなり症状もなくなり、自分が自由に生きられているなと感じることが出来るようになったとき、今を生きているという実感がわいてきた。ちょうどそのころ、認知行動療法としてマインドフルネスを知り、数か所の瞑想会に参加し、本も数冊読み生活の中で瞑想を行うことに取り組んでいた。様々な専門家が言っていることだが、マインドフルネスとは今の自分の状態に気付いていることでそれは、今を生きていることだと言われている。自由に楽しく生きていられていると筆者が感じ今を生きているなと実感できた時というのは、マインドフルネス状態だったのだろうと思う。しかし、いつでもそのようにできているわけではなく、未来や過去のことを考えストレスフルな状況もまだまだ多い。自分が目標とするなりたい状態がマインドフルネスなのだろうと思っている。

 以下3つの要素それぞれを考察し、それぞれの関係性、一般に対しても普遍性があるものとして提示できる可能性を探る。

お問合せはこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

045-900-1292

受付時間:随時(電話・メール)
カウンセリング実施日:火曜日・水曜日・土曜日