カウンセリングを受けることに迷われている方へ

今、ホームページをご覧になっていただいて、カウンセリングを受けることをためらっている方は、恐らく、本当に良くなるのか、治るのかと不安になっていらっしゃると思います。

確かに100％問題が解決する、生きづらさがなくなり魔法のように人生が楽になるそのようなカウンセリングは存在しないと考えています。それは当相談室でも同じです。

もし、効果が無かった場合、カウンセリング料金は決して安い金額ではありません。無駄な金額を使ってしまったのではないかと思うでしょう。

当相談室では、大嶋信頼氏が代表を務めるインサイトカウンセリング・コーポレーションのカウンセリングモデルにソーシャルワークの経験を加えたカウンセリングを提供しています。スーパービジョンを定期的に受け、すべてのケースをスーパーバイザーに見てもらい、検討した結果を踏まえてカウンセリングを進めていきます。

FAP療法はいくつかのバージョンに分かれていますが、手法自体は難しいものではなく、しっかりと手続きを踏めば誰でも施行できる内容になっています。しかし、私はその手続きを踏めばすべてのクライアントが生きづらさから回復できるとは考えておりません。大嶋氏の書籍の「ずるい人が周りからいなくなる本」には、最新のFAP療法である、バージョンαの内容が記載されていますし、「支配されちゃう人たち」をはじめいくつかの著書の中でバージョンΧの「心に聴く」の方法が書かれています。カウンセラーが必要なバージョンはバージョン１２のみだけですが、繰り返しになりますが、手続きを踏めば誰でも施行できる簡単な方法です。

では、本を読み、手続きを学んだカウンセラーにバージョン１２を受ければ大嶋氏のカウンセラーと同様の効果が出せるのか。私は無理だと思っています。大嶋氏の著書のアマゾンレビューには誤解されるようなことが書いてありますが、大嶋氏は天才でも、スピリチュアル系でも、まったく新しい独自の心理学を創始したわけでもありません。伝統的な精神医学・臨床心理学から、最新のエビデンスベースト心理療法まで、ほぼすべてを学び、長年、精神科医の下での実践を積み重ね、現在のカウンセリングスタイルを大嶋氏なりに確立したのです。そういった努力や研鑚を省いて大嶋氏と同じような効果のあるカウンセリングを行うことなど無理だろうというのが当相談室の見解です。

それであれば、FAP療法を学び実践しつつ、インサイトカウンセリング・コーポレーションのスタイルに必要な医学・心理学・社会学等をしっかり学び、見立てやカウンセリングの方針を立てるための基礎知識を得て、スーパービジョンの中で確認する日々の努力を、カウンセラーは惜しむべきではないと考えています。

当相談室では、FAP療法だけでなく、カウンセリングに必要な知識・スキル・カウンセリングの中で起こっているクライエントの回復を妨げる要因（多くはカウンセラーの万能感・見立ての間違い）の排除・個別ケースの特徴に合わせてた対応方法などをスーパービジョンの中で学び気づき、カウンセリングの中に生かしています。

何か、迷われている点、不安な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。