仕事がつらい

私の学生時代は対人関係や集団の中で違和感を感じながらも、友人と付き合うことが出来ていましたし、部活やサークルの一員として活動することも出来ていました。

しかし、大学を卒業して就職すると、日々のストレスの大きさに対応できなくなり、毎日が憂うつでした。週末になるとお酒を飲み、日曜日には明日職場に行きたくない「サザエさん症候群」のようになってしまいます。

3年目が終わり新人ではなくなった時には、毎日「仕事を辞めたい」、「死にたい」と思うようになっていました。

その時は、家族の中で苦しんでいた記憶（トラウマ記憶）にとらわれていました。その結果、仕事を辞めざるを得なくなりました。

仕事を失うと、生活が不安定になり、少なからず家族・親戚に迷惑や心配をかけ、堂々と友人とも会えなくなりました。再就職してもすぐに「退職」や「転職」を考えてしまい仕事の悩みは絶えませんでした。

トラウマの影響で仕事の悩みや問題を抱えていても、適応できていれば、安定した生活を送ることが出来ます。

「仕事がつらい、やめたい」「職場の人間関係が苦しい」と仕事のことで悩んでいても、トラウマ治療が進んでいけば、仕事や生き方が自分の望んだ方向に導かれていく。トラウマ治療のカウンセリングにはそのような可能性を感じています。