生きづらさの回復の場として、様々なところがあると思います。精神科医、心理カウンセラー、自助グループ、当事者団体、デイケア、障害者施設、若者サポートセンターなど、自分に合ったところを選べばよいと思います。
その中で、精神科医や心理カウンセラーは重要な選択になると思います。よく、うつ病などの一般向けの本には、ドクターショッピングはやめましょうということが書いてあります。カウンセラーについてもころころ変えずにそのカウンセラーを信じてしばらく通いましょうというアドバイスが多いとの印象を持ちます。
しかし、私の意見は自分に合わないと思ったら本当に自分に合う人を探した方が良いのではないかということです。自分が回復できない支援者の下にいつまでもいても回復は望めません。自分と相性があう支援者を探さなければいけません。そのために、自分の回復に役に立つであろう書籍を読んだり、ネットで情報をえて、実際にその専門家の話を聴きに行くことをお勧めします。書籍やネットでは分からない専門家の一面が講演会などに行くことで発見できます。
この人こそ、自分の回復を勧めてくれる人だと思えばその人に接触するために行動しましょう。本人に支援を受けることが難しければ、その人の考え方を学んだ専門家を調べ、訪ねてみるのもいいでしょう。このような回復への活動を「足から回復していく」という表現をすることがあります。どんなにつらい状況下にあっても自分は回復するんだという信念があれば、少しづつでもこの活動は行えると思います。
最終的には、その専門家、団体との相性が回復に大きな影響があると考えています。
カウンセリングをはじめ、様々な場所での回復について書いてみました。回復の場でお悩みの方は横浜関内の当相談室をぜひご利用ください。