すぐに、退職・転職を考えてしまう「あなた」のためのカウンセリング!
心理カウンセリング/トラウマ治療(神奈川県横浜市)
IAP横浜相談室
【主な実施場所】(関内駅周辺の施設に変更になる場合があります)
〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2丁目4-7 澤田聖徳ビル
代表カウンセラーコラム過去記事4
講座講師の赤座綾先生(右)、伊藤(左)
こんにちは
5月6日にファーストシップ主催 赤座 綾先生の「1DAYマインドフルネス講座」に参加してきました。なんか、すごかったです。
前半は、ジョンカバットジンが仏教の瞑想を精神医療に取り入れた「マインドフルネスストレス低減法」を仏教の古典をふまえ、赤座先生の言葉で分かりやすく説明があり、最新の研究結果にもとづく、効率よく瞑想に入る方法を教えてもらいました。すごくシンプルですが、新しいものでした。
講座の中では瞑想の中には顕教瞑想と密教瞑想があり、マインドフルネスは顕教瞑想にあたります。過去の後悔やそれを踏まえての将来への不安から解放されて、「今、ここ」を生きられるようになる瞑想法です。
私が他の瞑想会や本を読みながら学んだものと理論的にずれがなく頭にすっと入ってきました。
後半が、すごかったのです。「いま、ここ」に集中できるようになったうえで、なりたい自分というか、本来の自分というか、フランクルがいう「人生から問われている意味にどのように答えるか」という生き方が出来るようになる瞑想?とでもいう密教瞑想(注:これは伊藤の勝手な解釈です)についてでした。
赤座先生は古典に敬意を持ちながら、最新のテクノロジーで使えるものは使って効率よく瞑想できるようになれば活用していっていいのではないかというお考えがあるようで、粒子の話や、ミラーニューロンの話やアインシュタインとそれを超える理論の話など盛りだくさんで「これは瞑想の講座なんだよね?」と思うような、インスピレーションを得られるような内容でした。
なんだか、FAP療法セミナーの時の大嶋先生の話のようでした。まあ、基盤が違うので一緒にはできませんが、私の中で良いとこどりは出来ますね。先生方ありがとうございます(笑)。
それで、講座の内容に戻りますが、理論だけでなくもちろん実践も行ったのですが、そこで起きてしまったのです。ってなにが?伊藤がなんかすごいってなる場面です。
まず、赤座先生が見本を見せてくれました。私ともう一人男性が、正座をしている小柄な先生の肩を全力で押さえます。
先生は、立ち上がろうとしますが、男二人が全力で押さえるので立ち上がれません。
次に先生が瞑想に一瞬で入り、目の前に自分が立ち上がっている自分をイメージします。そして、イメージの自分になり、その自分は恒常性(システムを一定に保つ機能)があると信じます。そうすると男二人が全力で抑えているのにも関わらず、易々と立ち上がってしましました。私は間違いなく全力で押さえていたのです。
ここまでの話は、赤座先生がすごいという話。ではなぜ伊藤がすごいんだってなりますが、、、。
先生の見本のあと、受講生がペアになり実践します。皆、はじめはやはり立てませんが、先生の説明通り瞑想に入ってからイメージをして立ち上がると立つことができるようでした。
で、伊藤ですが。私と同じような大柄な男性に抑えてもらい、まずはただ立ち上がろうとすると、そのまま立ち上がれてしまったのです。おかしいなという話になり、相手の方が「今度はガチで押さえる」と力を込めて押さえてくれたのですが、やはり立ち上がれてしまったのです。
全体での実践が終わり、先生から「簡単に立ち上がれてしまった人いますか」との呼びかけに、私とペアを組んだ男性が伊藤のことを伝えました。
そこで、その男性と先生ともう一人の男性3人で伊藤を抑えてもらいました。で、まずたち上ろうとすると、立ち上がれてしまいました。
先生から「イメージしたの?」と聞かれ。「いえ、していないです」と答えると「えー」となりました。以上の場面ですが、伝わったでしょうか?
先生によると天然でトランス状態に入ってしまう人がいるとのことで、そのうちの一人ということで落ち着きました。
また、時間の感じ方も一般の人とは違うようで、「スルータイム」と言って時間が過去から未来に流れているのを眺めているように感じている一般の人と、「インタイム」という時間軸の中に自分が入っていて未来から流れる時間の中にいるので、未来を常に見て行動してしまうタイプがいるのだそうです。伊藤はそのタイプではないかとの話でした。(家に帰って調べてみるとNLPのなかで使われている言葉のようです。赤座先生がどこで学んだかは知りませんが)。
私は、(トラウマにとらわれている時間が長く過去ばっかり振り返っていたなー)と心の中で思いながら、「そんなことはないですね」と答えていましたが、(そういえば、うつと不安がなくなり、開業を目指して非常勤の仕事を選択して、心理療法・カウンセリングの勉強を中心に取り組んだころから、あまりトラウマの事を考えなくなり、色々なことがありながら、現在、結局開業してしまっているなー)と心の中で思ったので、「人生の途中まで、過去をずっと振り返っていましたが、ある時から未来を見るようになったかもしれません」と付け加えました。
赤座先生からは、そういう人は確かにいるとのことでした。ね、なんか伊藤がすごいっていう場面じゃないですか?(私だけかな?)インサイトカウンセリングの現代催眠連続講座に参加していた時も何故か大嶋先生が伊藤の事を「無意識の人」と呼び、なんか特別って感じになっちゃったことを思い出しました。
まあ、光に聴く(大嶋先生の本では「心に聴く」)の方法で日々過ごしていて、「心に聴く」がFAP療法最強と大嶋先生が言っているし、FAP療法は現代催眠の応用だから、私は日々トランス状態=催眠状態=瞑想状態なのかもしれませんね、まったく自覚ないですし、実際、過去や未来にとらわれ上手くいかないことばっかりですけどね(苦笑)。
それで、また講座の話に戻ります。最後に密教瞑想の一つの方法で「明日死ぬことになっている自分を瞑想の中でイメージして、その時の周りの人や状況がどうなっているか、その自分はどのような感覚か」をイメージする瞑想を行いました。
瞑想の前は原家族(生まれ育った家族:両親と兄弟姉妹)の事を考え泣きそうになってしまいましたが、瞑想に入ると、なんか漫画やアニメのような世界でした。上手くできていたのかな?
山の上にいました。あれ?仙人になったかなと思いましたが、山のふもとに国があり私の息子が王になっていました。私はどこかの王様になって引退していたんですね(なんだこれ?)。それで妻とは離婚していて、妻なりの生き方を生きているという設定です【いろんな意味で現実とかけ離れている(笑)】。
様々なことでいろんな人と争ったり、協力したり、いがみ合いを解消して、いわゆる和平をしたり、その中で今、私は山の上で一人でいる。そんなイメージでした。ああ、最後も一人なのね・・・。
長くなりましたが、赤座先生のマインドフル講座の体験談でした。楽しかったです。IAP横浜相談室でもマインドフル瞑想会再会します!6月にはやります。そして、続けます。日時や内容は未定ですが、早いうちに決めたいと思います。マインドフルネスの先生にはなれないので、赤座先生のような講座は無理ですが、皆さんと助け合い日常にマインドフルネスを取り込めるような工夫をしたいですね。
*ファーストシップは、私が健康とマインドフルネスを少しでも身に着けるために通っているヨガ教室です。*FAP療法についてはこちら
*心に聴くについてはホームぺージに書いていないですね、いずれ書けたらいいな。ちょっと難しいのですよね。間違うと宗教とかスピリチュアルになってしまい、学問・科学から外れてしまうのでもう少し待ってください。その代わり大嶋先生がいっぱい本を出してますので興味ある方は読んでください。私のお勧めは「無意識さんの力で無敵に生きる」(青山ライフ出版)です。
放送大学で学んでいる教科書
恩師の一人である橋口先生(左)と伊藤(右)
,こんにちは
時代が令和に代わりました。ここで、当相談室の目指しているもう一つの方向をお伝えしようと思います。それは、「体の事を分かった上でのカウンセリング」です。
実は放送大学の全科履修生なのです。その目的は、体のことを知るためです。学生の頃からこれからは、脳内物質のことをしっかりと理解した上でソーシャルワークを行う必要があると思っていました。
私は、臨床心理学とソーシャルワークを一体的に提供できるような場所が必要だと感じ、社会福祉・ソーシャルワークと同時にカウンセリング・臨床心理学を学ぶために、様々な人や場所をを訪れました。
そこで出会った日本家政大学名誉教授の橋口英俊先生より、「体の事を勉強しなさい、心理学は大学院に行かなくても、読書や研修で身に付けることができる。今のカウンセラーは、みんな体の事を中途半端な理解で、心理学のみで実戦をしてしまっている。心と体は一体だから、体の勉強をしてください」とアドバイスを受けました。また、橋口先生から紹介されたある内科医と話したときも、看護師レベルの医学知識を学んでほしいと言われ、学び方を探しました。
橋口先生は東京大学大学院を出てから、病院で臨床を積み医学博士の学位をお持ちの方でした。心身一如という考え方を大切にしている方で、鍼灸師の資格を取得し、体のことも専門的に学んだ方でもありました。また、後の認知行動療法の中核になるREBT(論理療法)を日本に紹介したお一人でもあります。REBTは臨床心理学の中で心身一如を体現したものとのことです。現在のマインドフルネス(瞑想)が、認知行動療法に取り入れられている事を考えると、その通りだったのだろうと思います。
放送大学では、人体の構造と機能(解剖学)、疾病の成り立ちと機能(病理学)、運動と健康、睡眠と健康、食と健康(生化学)を現在履修しています。これらは、看護師が学ぶ基礎的な医学知識です。
放送大学では、専門学校と提携し、准看護士が看護師になるための座学のカリキュラムや、看護師が「看護学」の学位を取得するためのカリキュラムを提供しており、一般の学生も、基礎的な医学科目を履修できるのです。
思いきって放送大学に入学し、体の事を学び直そうと決心できたのは、橋口先生の言葉がずっと心のなかに残っていたからです。本当に感謝しています。これからもしっかりと体のこと、心のこと、社会のことを学んでいきたいと思います。
また、FAP療法を教えてもらっている大嶋先生からも、ホルモンををはじめ、体のこと身体疾患のことを理解して、必要であれば内分泌科をはじめ、一般科の医師へリファーを検討しないといけないと指導されています。
さらに身体疾患の仮説をたて、そこから遺伝子コードを検索するバージョンαを学んでいるので、FAP療法を本当に自分のものにするためには、これぐらい体のことを学ぶ必要がある、と感じたことも私の背中を押してくれたひとつの要因です。
橋口先生や大嶋先生に出会った時も年代も違いますが、「核心を得た」ことというのはどこかでつながるものだなあ、とつくづく思います。
これから、このコラムでも、放送大学で学んだことの要点をお伝えした上で、カウンセリングのこと、FAPのこと、無意識のことなど私が感じたこと、考えたことをお伝えしていく、という形も取ろうかなと思っています。よろしくお願いします。
,こんにちは
この度、平成が終わる前に菊名に移転し相談室を本格的に稼働することが出来ました。
今までは、不登校やひきこもり等社会参加が難しい若者を支援するユースプラザで勤務する傍ら、土曜日のみ心理カウンセリングを実施しておりました。
ユースプラザでは、主に若者に対するソーシャルワーク実践。当相談室では個人への心理カウンセリングと私としてはバランスの良い方法だったのですが、少しづつ両立させることが難しくなってきました。
ユースプラザでの役割が増え、当相談室でも新規のお申し込みが増える中、ホームページの更新を一年半出来ない状態になってしまいました。忙しかったんですね(笑)。
そこで、両立が難しければ一つに絞る。シンプルに自分のやりたいことをやろう。振り返れば私はいつもそうやって生きてきたような気がしました。
もともと、自分の事業であるIAP横浜相談室の個人・家族に対するセラピーで「理論にもとづくスキルを用いて回復していく」ということを実感・証明して、次の段階へ事業展開していくつもりでした。
ユースプラザの施設長にも、はじめからそのようにお伝えしており、「自分の相談室が軌道に乗るまで勤務すれば良い」というお話を頂いていた経緯もあります。本当にありがたい話です。
本格稼働をするうえで、スーパーバイザーの泉先生(インサイトカウンセリング室長)と色々と相談したのですが、セミナーや研修等で身に着けたスキルのみに頼るのではなく、やはり理念・理論を大切にした学問、すなわち科学としてのカウンセリングを提供していく。それは、理論と実践をすり合わせ双方を発展させるために必要なことだと現段階で確信を持っています。
なので、4月からキャッチコピーを「臨床心理学とソーシャルワーク理論にもとづくカウンセリング!」にして再出発です。それぞれの、理念・理論についても今後、ホームページに掲載していきたいと思っています。
最後にこの場を借りて、3月までお世話になった特定非営利活動法人リロード よこはま西部ユースプラザ施設長の池田正則氏に感謝申し上げます。また、横浜市での青少年支援にかかわる行政や若者支援事業を行っているNPOの方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
電車の中で赤ちゃんの泣き叫ぶ声が聴こえてくる。母親があやしているが、収まらない。何かが嫌なんだーって思い聴いていた。珍しく、トラウマ場面がフラッシュバックした。
あの時の自分には力が無かった何もできなかった。誰も守れなかった。悲しかった辛かった。でも、今の自分には力がある、誰かをきっと守れる。
涙が流れてきた。今はやりたいことが出来ている。中身は未熟かもしれないが、自分の人生に向き合おうと決心した高校3年生の夢が実現してる。今後の、ビジョンも描けているし、一歩一歩地に足を付けた活動を行っている。
夢がかなっている。気づいたら、幸せを求めているのではなく、もうすでに幸せの中にいた。あの時の悲しみは今も抱きしめている。悲しみと共に夢に届き、幸せの中で歩いている。
無意識との対話の中でそのことに気づいた。対話の後、赤ちゃんの泣き声がとても穏やかに聴こえてきた。皆ひとりひとり、悲しみと共に夢をかなえ、幸せな時を過ごしている・・・。
子どもの頃から想ってきたことですが、人の心は人間関係で傷つき、追い込まれる。だけれども、人間関係でしか心が癒え、解放されることがない。人との関係の中ですべてが決まってしまうのではないかと思うほどです。
動物や自然、その他との関係で癒されることも大いにあると思います。私が子供の頃は実家で飼っていた犬に癒されたし、以前はフラワーエッセンスなるものに癒しの力を感じていた頃もありました。
ただ、犬とだけの生活はあり得ないし、それは花も一緒です。それを囲む人たちとの関係がやはり大切のだと思います。別の言い方をすると犬や花の力を少し借りて人間関係のなかで心が癒えていくということでしょうか。
自分に役立つものはすべて活用する。何でも試してみる。その過程で自分が癒される、成長していく、自由になっていく…そこには、傷ついた心を癒してくれる人がいる。
人は怖い、私の事を傷つける。信用できる人なんかいない。一方で優しくしてくれる、癒してくれる、信頼にこたえてくれる、そういう存在もまた人です。
人との関係をどのように作るか、どのように改善していくかという課題はとても大切です。様々な方法もあるでしょう。自分の努力で素晴らしい人間関係を作っていくこともできるかもしれません。一方で、目の前にいる人は自分にとってどのような人なのか見極めることも大切かもしれません。私を傷つけ、陥れ、支配してくるような人と一緒にいる必要はないかもしれません。
回復が進んでいくと人間関係がシンプルになり、嫌な人は自然と周りからいなくなっていく感覚が得られます。今この時を楽しく過ごせるようになっていく・・・。